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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、今般、株式会社みずほ銀行、農林中央金庫及び株式会社三菱UFJ銀行の各民間金融機関との間で、大陽日酸株式会社(以下「大陽日酸」)によるアメリカ合衆国法人Praxair, Inc.(以下「Praxair社」)の欧州事業の一部の買収に関し、その必要な資金の一部を融資する貸付契約をそれぞれ締結しました*1。
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本件は、JBICが各民間金融機関との間で締結済みのM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです(買収総額約5 ,000百万ユーロに対し、JBIC融資承諾額1,552百万ユーロ限度)。
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大陽日酸による本買収は、産業ガス及び関連機器・装置の製造・販売をグローバルに展開するPraxair社の欧州事業の一部を獲得するものです。大陽日酸は、グローバル競争力の強化により、業界再編が進む産業ガス業界においてその確固たる地位の確立を目指しているところ、本買収を通じて、これまで未参入であった欧州地域において、製造拠点、人材、事業プラットフォーム及び冷媒ガス事業における環境規制対応製品の貯蔵・運搬技術等を獲得することを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を各民間金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
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