- 地域: 北米
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三井物産は、FEFへの出資により、水素需要創出及び水素バリューチェーンの下流事業に対する知見の獲得に加え、同社が2016年に出資参画したノルウェーの水素用軽量圧力タンクメーカーとのシナジー効果も見込んでおり、グローバルな水素関連事業展開のさらなる足掛かりを得ることを企図しています。また、FEFによるカリフォルニア州の水素ステーションのネットワーク拡大は、トヨタやホンダによる同州におけるFCEV販売の拡大にも寄与することが期待されます。JBICによるFEFへの出資は、こうした日本企業の海外事業展開を支援するものであり、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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水素は、エネルギーとして使用するときにCO2を排出しない次世代エネルギーとして、注目を集めています。日本政府は、2017年12月に発表した「水素基本戦略」や2019年6月に閣議決定された「統合イノベーション戦略2019」において、日本の水素産業振興・競争力強化を通じた、世界に先駆けた水素社会の実現が政策として掲げられています。本件出資は、こうした日本政府の水素関連の施策にも沿うものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、出資機能を含む多様な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を支援していきます。

注釈
- *1
2013年2月26日付お知らせをご参照ください。
- *2
特別業務については、2016年10月3日付お知らせをご参照ください。
- *3
トヨタおよびホンダは、それぞれの子会社を通じて支援を行っています。