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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、17日、株式会社みずほ銀行、株式会社滋賀銀行、株式会社横浜銀行、株式会社南都銀行及び株式会社八十二銀行との間で、AGC株式会社(以下「AGC」)によるアメリカ合衆国法人Tonoga, Inc.(通称:Taconic社)の一部事業の買収に要した資金の一部を融資する貸付契約をそれぞれ締結しました。
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本融資は、JBICが各民間金融機関との間で締結済みのM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、「成長投資ファシリティ*1」を活用し、各民間金融機関を通じて融資を行うものです。
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AGCは、本買収により、高速通信機器などの高性能用途のプリント基板であるスーパーハイエンドリジットCCL(Copper Clad Laminate、銅張積層板)や産業用複合フィルムの製造・販売等グローバルに展開するTaconic社の事業の一部を獲得するものです。AGCは本買収を通じて、第5世代移動通信システム(5G)や自動運転の普及等により高い成長の見込まれるハイエンドリジットCCL市場における事業基盤等を確固たるものにすることを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を各民間金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
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