- 地域: 中南米
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、ラプラタ河流域開発基金(FONPLATA Development Bank(略称:FONPLATA)、Executive Presidency: Juan E. Notaro Fraga)との間で、脱炭素社会の実現を中心とした広範な分野における日本企業のビジネス促進に向けた連携強化を目的とする覚書を締結しました。
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FONPLATAは、ラプラタ河流域のアルゼンチン共和国、ボリビア多民族国、ブラジル連邦共和国、パラグアイ共和国及びウルグアイ東方共和国の5ヵ国を加盟国とする地域開発金融機関であり、同地域における中小インフラ開発に深く関わっているほか、最近では各加盟国政府の脱炭素関連政策の具体化支援にも注力しています。
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FONPLATA加盟国を含む南米地域は、水力、風力、太陽光等の再生可能エネルギー源が豊富であるほか、電気自動車(EV)の電池に多く用いられる鉱物資源等、脱炭素化に必要な資源を豊富に有しています。本覚書の締結を通じて、JBICがFONPLATA及びその加盟国との対話を実施し、協力関係を強化することは、同地域でビジネス展開を目指す日本企業の活動を一層促進し、また、再生可能エネルギーや水素をはじめとする脱炭素関連分野におけるビジネスの活性化にも寄与することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域開発金融機関等とも連携しつつ、日本企業による各種プロジェクト等への参画を支援することにより、日本の産業の国際競争力の維持・向上、日本にとって重要な資源の確保及び地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
