タイ王国において日本企業が実施する産業機械用アルミ部品等の製造・販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、今般^*1、株式会社イケ（本社：大阪府、代表取締役社長：池 竜太郎、以下「イケ」）のタイ王国（以下「タイ」）法人Ike (Thailand) Co., Ltd.（以下「IKE」）との間で、融資金額5,000千タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社関西みらい銀行との協調により実施するものです。
     
2. 本件は、IKEが行う産業機械用部品加工及び機械加工専用機等の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
     
3. イケは、1938年に創業された中小企業であり、主に産業機械のエンジン向けアルミ部品等の加工、組み立てを手掛けています。1997年に設立したタイ現地法人のIKEは、機械加工のみならず、機械加工専用機や機械加工治具の製造・販売を手掛けており、イケで培ったノウハウを活かし、顧客の要望に応じて設計段階から柔軟に対応可能な体制を構築しています。本融資は、こうしたイケの海外事業展開をタイ・バーツ建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応等を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   本貸付契約は4月30日に締結済みですが、本日プレスリリースを行うものです。