三井住友ファイナンス＆リース株式会社のタイ王国法人向け投資クレジットラインに基づく個別契約を締結
ファイナンス・リースを活用した中堅・中小企業の海外展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、1日、三井住友ファイナンス＆リース株式会社のタイ王国（以下「タイ」）法人SMFL Leasing (Thailand) Co., Ltd. (以下「SMFLT」)との間で、融資金額約572千米ドル（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。これは、SMFLTと締結済の日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットライン^*1に基づく個別融資契約です。なお、本融資は、民間金融機関との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は約829千米ドル相当です。
     
2. 本件は、大和電機工業株式会社（本社：長野県）のタイ法人であるYamato Denki (Thailand) Co., Ltd.が導入する太陽光発電設備を、SMFLTからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられます。
     
3. 近年、タイには日本の中堅・中小企業が数多く進出しており、引き続き設備投資意欲の高まりが期待されています。本融資は、SMFLTと締結済のクレジットラインに基づき、中堅・中小企業がタイで行う事業に必要な中長期資金をSMFLTを通じて機動的に供給することで、日本の中堅・中小企業の海外における事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。　　　
     

注釈

1. *1 
   2020年3月6日付プレスリリースをご参照ください。