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Spiber株式会社の米国法人が実施する人工構造タンパク質素材の製造事業に対する融資
日本のスタートアップ企業の海外事業展開を支援

  • 地域: 北米
  • 一般製造業・サービス業
  • 投資金融
2021年10月29日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、Spiber株式会社(以下「Spiber」)のアメリカ合衆国(以下「米国」)法人が実施する人工構造タンパク質素材の製造事業を支援することを目的として融資金額50億円(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は100億円です。
      
  2. 本件は、Spiberを通じて、その子会社である米国法人Spiber America LLCが実施する人工構造タンパク質素材の製造事業に必要な資金を融資するものです。
      
  3. Spiberは、人工構造タンパク質素材を開発するバイオベンチャー企業です。Spiberが開発した人工構造タンパク質素材は、植物由来の糖類を主原料に使用し、微生物による発酵プロセスにより製造されます。アパレル分野や輸送機器分野など、様々な産業における脱石油化等のニーズに対し大きな役割を果たすことが期待されており、持続可能な社会の発展に資する次世代の日本発基幹素材として注目されています。本件は、Spiberの海外事業展開を金融面から支援することを通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上や社会課題解決に貢献するものです。
      
  4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
      

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