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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、NISSHA株式会社(以下「NISSHA」)の米国法人Graphic Controls Acquisition Corp.(以下「GCAC」)との間で、融資金額36百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は72百万米ドルです。
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本件は、GCACが実施する医療機器等の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
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NISSHAは1929年の創業以来、独自の印刷技術やコーティング技術等を活用し、産業資材、ディバイス及び医療機器など多様な事業を展開しています。同社は、これまで培ってきた技術と新たなコア技術を融合し、事業ポートフォリオを組み換えるため、2016年にGCAC及びその関連グループ会社を買収しました。NISSHAはGCAC及びその関連グループ会社を医療機器等の製造・販売事業の中核企業に位置付け、低侵襲医療用の手術機器*1、医療用モニタリング機器*2等の製造・販売事業をグローバルに展開しており、さらなる事業拡大を目指しています。本融資は、GCACに対する支援を通じ、その関連グループ会社の事業支援にも繋がるものであり、NISSHAの海外事業展開を金融面から支援することで、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
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