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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、2021年度第2四半期(7~9月)の業務概況について、以下のとおり公表しました。なお、金融目的別の承諾額等については、別添資料をご参照下さい。
Ⅰ.出融資・保証業務
1.承諾状況
2021年度第2四半期の出融資・保証承諾は、27件、約895億円となりました。
2.実行・回収・残高状況
第2四半期の実行額は約2,896億円、回収額は約3,700億円であり、その結果、同期末残高は、出融資計約13兆3,962億円、保証約1兆7,712億円、合計約15兆1,675億円となりました。
Ⅱ.主な取り組み
1.資源分野での取り組み
日本企業が参画するベトナムでのオキシ塩化ジルコニウム等の製造・販売事業に必要な資金を融資しました。
2.日本の産業の国際競争力の維持・向上分野での取り組み
(1)日本企業の戦略的な海外事業活動を支援
日本企業による米国における薄板の加工・販売事業、ブラジルにおける自動車部品製造・販売事業、インドにおけるエンジニアリング事業に必要な資金を融資しました。
(2)中堅・中小企業の海外事業展開を支援
香港における衛生用品等の販売事業に対する融資やタイにおける自動車部品等の製造・販売事業に対する現地通貨建て融資等、計18件、約31億円相当の融資・保証承諾を行いました。
3.環境関連分野での取り組み
サウジアラビアにおける環境負荷低減に資する送配電分野のプロジェクトに必要な資金の融資を実施しました。また、開発途上国の再生可能エネルギー発電事業等を投資対象とするファンドに日本企業と共に出資しました。
4.その他の取り組み
JBICは、2020年1月に「成長投資ファシリティ」を創設、同年4月に「新型コロナ危機対応緊急ウインドウ」を追加し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた日本企業の海外事業を支援しています。2021年6月には、同ウインドウの実施期限を同年12月31日まで延長しました。今年度の成長投資ファシリティの融資・保証承諾実績は、第2四半期末までに計90件、総額約4,257億円となっております。