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ロシア連邦ギダン半島におけるアークティックLNG2プロジェクトに対するプロジェクトファイナンス
アジアにおけるLNGバリューチェーンの構築及びエネルギー・トランジションの推進に貢献

  • 地域: ヨーロッパ
  • 資源
  • 投資金融
  • プロジェクトファイナンス
2021年12月1日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、11月30日、ロシア連邦(以下、「ロシア」)法人LLC Arctic LNG2(以下、「ALNG2」)との間で、融資金額1,710百万ユーロ(JBIC分)を限度とするプロジェクトファイナンス*1による貸付契約を締結しました。本融資は、中国国家開発銀行、中国輸出入銀行、ロシア連邦貯蓄銀行(Sberbank)、ロシア開発対外経済銀行(VEB)、ガスプロムバンク、オトクルティエバンクなどとの協調融資により実施する国際協調融資案件です。
      
  2. 本プロジェクトは、ロシアのヤマロ・ネネツ自治管区ギダン半島でLNGプラント(年間生産能力1,980万トン)を建設・操業する事業です。三井物産株式会社及び独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が出資するオランダ王国法人Japan Arctic LNG B.V.は、2019年7月に本プロジェクトの権益10%を取得*2しており、本融資は同ガス田の開発及びLNG等の生産に必要な資金を融資するものです。
      
  3. 天然ガスは、化石燃料の中で温室効果ガスの排出量が少なく、環境負荷の小さいエネルギーです。脱炭素社会やカーボンニュートラル*3の実現に向けて、世界的な取り組みが加速する中、天然ガスは移行期におけるエネルギーとして注目されており、世界のLNG需要は今後も増加することが予想されています。また、日本政府は、「エネルギー基本計画」や「インフラシステム海外展開戦略2025(令和3年6月改訂版)」においても、天然ガスの安定供給の確保を重要な政策課題と位置付けています。本プロジェクトで生産されるLNGの約1割は、日本勢が引き取り、日本にとっての重要なエネルギー資源であるLNGの長期安定確保・調達先の多角化に貢献するものです。
      
  4. また、本プロジェクトが生産するLNGは、北極海航路を活用し、二大LNG需要地であるアジアと欧州の両マーケットへ販売される見込みです。生産されるLNGの約8割は、東回りの北極海航路を活用し、アジア諸国へ年間を通じて輸出され、アジアにおけるLNGバリューチェーンの構築、カーボン・インテンシブ*4なエネルギーから天然ガス利用への移行にも貢献するものです。
      
  5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本にとって重要なエネルギー資源の安定確保とエネルギー・トランジションに貢献するプロジェクトを金融面から支援していきます。
      
注釈
  1. *1 
    プロジェクトファイナンスとは、プロジェクトに対する融資の返済原資を、そのプロジェクトの生み出すキャッシュフローに限定する融資スキームです。
  2. *2 
    JBICはJapan Arctic LNG B.V.に対し本プロジェクトの権益取得費用の一部を融資しています。詳細は2019年7月2日付プレスリリースをご参照ください。
  3. *3 
    温室効果ガスの排出量と吸収量を合わせて全体としてゼロにすること。
  4. *4 
    石炭を始めとする温室効果ガス排出量の大きいエネルギー化石燃料。

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