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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、16日、日本曹達株式会社、クミアイ化学工業株式会社、住友商事株式会社、三井化学アグロ株式会社、住友化学株式会社、三菱商事株式会社及び日産化学株式会社が出資するブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)法人Iharabras S.A. Indústrias Químicas(以下「IHARABRAS」)との間で、融資金額60百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行及び株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は106百万米ドルです。
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本件は、IHARABRASがブラジルで実施する農薬の製造・販売事業に必要な資金の一部を融資するものです。
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ブラジルの農薬市場は世界最大を誇り、食糧需要の世界的な高まりを背景に、更なる市場拡大が予想されています。IHARABRASは、継続的な製造能力の増強及び新規農薬の市場投入を通じて、当該市場におけるシェア拡大を目指しています。本融資は、こうした日本企業のブラジルにおける農薬の製造・販売事業の海外展開支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成等を通じて、ブラジル等の成長市場における日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。