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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、株式会社ジェイ・エム・エス(以下「JMS」)のフィリピン共和国法人JMS Healthcare Phl, Inc.(以下「JMSHP」)との間で、融資金額約5百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行及び株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は約8百万米ドルです。
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本件は、JMSHPが実施する医療機器の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
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JMSは、1965年の創業以来、輸液セット、血液バッグ等の各種ディスポーザブル*1医療機器の製造・販売事業を展開しています。同社は、1970年代に海外進出し、現在、JMSHPを含む8カ所の製造・販売拠点より、90カ国にて医療機器の販売を行っており、更なるグローバル事業拡大を目指し、JMSHPが実施する各種医療機器製造設備の増設を計画しています。本融資は、こうしたJMSの海外事業展開を金融面から支援することで、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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本件は、感染症対策に資する輸液セット等の医療機器を製造し、JMSグループ各社を通じて日本、欧州、米国、及び東南アジア向けに供給するJMSHPへの支援を通じ、各国の健康衛生水準の向上などに貢献することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
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