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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、12日、JX金属株式会社(以下「JX金属」)の子会社であるアメリカ合衆国(以下「米国」)法人JX Nippon Mining & Metals USA, Inc.(以下「JXUSA」)との間で貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行及び株式会社三井住友銀行との協調融資により実施するものです。
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本件は、JX金属がJXUSAを通じて米国において実施するスパッタリング・ターゲット材の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。スパッタリング・ターゲット材は、高純度且つ均質な金属材料で、半導体回路等を製造する際に必要不可欠であり、半導体等需要が高まる中、産業全般にとって重要な素材です。
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JX金属はスパッタリング・ターゲット材市場において高いシェアを有しており、今後も半導体等の需要の伸びが想定される中、その主力市場の1つである米国における事業の強化は、JX金属の事業戦略において重要な意義を有します。本融資は、こうしたJX金属の海外事業展開を金融面から支援するものであり、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。また、本件は半導体等産業のサプライチェーンの強靱化に資するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。