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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、26日、太平洋セメント株式会社(以下「太平洋セメント」)との間で、融資金額約190億円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行及び三井住友信託銀行株式会社との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は約317億円です。
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本件は、太平洋セメントが、同社の連結子会社であるアメリカ合衆国(以下「米国」)法人CalPortland Company(以下「CPC」)を通じて、米国法人Martin Marietta Materials, Inc.(以下「MM社」)のセメント事業資産等を買収するために必要な資金を融資するものです。
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米国のセメント業界は、経済成長を背景として、民間セクターによる需要継続や、インフラセクターによる需要拡大が見込まれており、本件は市場拡大が見込まれる米国において、セメント事業の生産能力を増強し、販路拡大や流通インフラの強化を目指すものです。本融資は、こうした太平洋セメントの海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aを積極的に支援し、その海外事業展開を金融面から支援していきます。