- 地域: アジア
- インフラ
- 環境
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、9日、インドの政府系ファンドであるNational Investment and Infrastructure Fund Limited(以下「NIIFL」)との間で、「日印クリーン・グロースプラットフォーム」の設立及び推進のための覚書を締結しました。
-
本覚書は、インドの環境保全及び経済成長の促進並びに日本企業とインド企業の協業促進を目的として、JBICの出融資機能を活用し、NIIFLとのファンド組成及びNIIFLの出資先に対する融資の検討を進めることに合意したものです。
-
インドは、「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で日本にとって重要なパートナーです。日印両政府は「日印クリーン・エネルギー・パートナーシップ」を発表したほか、今後5年間で日本の対印投資額を5兆円とする目標を掲げるなど、インドの環境保全や対印投資の促進に向けた協力が進んでいます。
-
NIIFLは、インド政府がインフラ投資の民間資金動員を進めるために国内外の投資家を募って2015年に設立した政府系ファンドで、インド政府が株式の49%を保有しています。現在、国内外の投資家からの資金をもとに3つのファンドを運営し、インドの環境保全分野を含むインフラ開発及びその他重要セクターに対して投資を推進しています。
-
JBICは、インドの環境保全への貢献、日本企業の対印投資の促進、日印企業間の協働機会の創出などに取り組み、二国間関係の深化に貢献していきます。