- 地域: 北米
- 一般製造業・サービス業
- 出資
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、7日、SYNQA株式会社(以下「SYNQA」)と共同でアメリカ合衆国(以下「米国」)法人Mars HoldCo Corp.(以下「Mars」)に90百万米ドル(JBIC分)を出資するための株主間契約を締結しました。
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本件は、SYNQAが特別目的会社であるMarsを通じて米国法人Merchant eSolutions, Inc.(以下「MerchantE」)の全株式を取得するために必要な資金につき、JBICが出資により支援するものです。
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SYNQAは、2013年に創業したフィンテック分野のスタートアップ企業であり、東南アジア及び日本でオンライン決済事業やそれらに関するフィンテックソリューションを「Opn」というブランド名にて展開しています。
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MerchantEは、1999年に設立された決済処理サービス事業会社です。SYNQAは本件買収を通じ、MerchantEが行っている決済処理サービスに進出するとともに、米国における事業基盤や顧客網を獲得し、グローバル事業の更なる展開を目指しています。また、SYNQAは、日本企業のオンライン決済に関連するDX推進やUI向上に資するサービスを提供しています。JBICが本出資によりSYNQAの海外事業展開を支援することは、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、出資機能を含む様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。