- 地域: アフリカ
- 航空機・船舶
- プロジェクトファイナンス
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、株式会社商船三井(以下「MOL」)が出資するマーシャル諸島共和国法人SENEGAL LNGT COMPANY LIMITED(以下「SLNG」)との間で、融資金額約35百万米ドル(JBIC分)を限度とするプロジェクトファイナンスによる貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は約71百万米ドルです。
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セネガル共和国では、液化天然ガス(以下「LNG」)を、SLNGが保有する浮体式LNG貯蔵再ガス化設備(Floating Storage and Regasification Unit、以下「FSRU」)で再ガス化し、LNG発電船で発電した上で、同国の国営電力公社Société nationale d'électricité du Sénégal(略称:Senelec)へ売電する事業が進められています。本件は、当該発電事業向けにFSRUを傭船するために必要な資金に充てられるもので、同国のエネルギートランジションに貢献するものです。
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日本政府の「海洋基本計画」においては、海洋産業の国際競争力の強化が謳われており、同計画の下で策定された「j-Ocean」ロードマップでは、海洋開発の幅広い分野で我が国産業の技術力・生産性等の向上を図ることが掲げられています。本プロジェクトを通じ、MOLによるFSRUの操業・保守に係るノウハウの維持・向上を支援することは、同社の海洋開発分野における国際競争力の向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、アフリカ地域を含む海外における日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。