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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、4日、チリ共和国(以下「チリ」)エネルギー省との間で、水素・アンモニア分野等における協力推進を目的とする業務協力協定を締結しました。
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チリは、2050年までのカーボンニュートラル達成を掲げ、2020年11月に「グリーン水素国家戦略」を策定しています。この戦略の中で、2030年までに世界で最も安価なグリーン水素の生産体制を構築し、2040年までに世界有数のグリーン水素輸出国になるという目標を掲げています。また、JBICは、2021年6月に公表した第4期中期経営計画において、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー変革への対応に取り組むことを掲げ、水素・アンモニア分野に注力しています。
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チリでは、日本企業を含む多くの企業が豊富な再生可能エネルギー源に着目し、水素・アンモニア事業の開発を進めています。今般、JBICとチリ・エネルギー省が本協定を締結し、両者間で協業のためのフレームワークを構築することにより、同国のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みに貢献するとともに、水素・アンモニアのサプライチェーン構築等に向けた案件形成の加速化を目指します。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、脱炭素分野における重要なパートナーとの協力関係の強化等を通じて、日本企業のビジネス機会の創出や、日本の安定的な資源確保に貢献していきます。