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- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、21日、アジア輸銀フォーラム第28回年次会合の機会を捉え、英国輸出信用保証局(UK Export Finance(略称UKEF)、Chief Executive:Tim Reid)との間で、英国及び第三国におけるクリーンエネルギー事業等を推進していくための覚書を締結しました。
- UKEFは、世界初の輸出信用機関として1919年に発足しました。同社は、融資・保証や保険等を活用し、英国企業による輸出取引を金融面から支援し、英国政府による輸出政策を推進しています。また、本年5月に開催されたG7広島サミットに合わせ、日英政府は「強化された日英のグローバルな戦略的パートナーシップに関する広島アコード(日英広島アコード)」を発出し、再生可能エネルギーの導入促進等に向けて連携していくことを確認しています。
- 本覚書は、クリーンエネルギー社会の実現に向けたエネルギートランジションを加速するため、インド太平洋、アフリカ、中央アジア、東欧地域を始めとする幅広い地域において、洋上風力発電、水素・アンモニア、高効率な送配電網といったエネルギー分野での協力を図るものです。また、持続可能な開発目標を達成するためのインフラ開発、ウクライナ復興支援に関しても協力していきます。こうした両機関の取り組みを通じて、日英企業によるプロジェクト形成を一層支援するとともに、日英関係の強化に繋がることも期待されます。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の公的金融機関との緊密な連携により、日本企業の事業機会創出及びビジネス促進を金融面から支援すると共に、関係国との経済関係の一層の深化・発展に貢献していきます。