ナミビア共和国との業務協力協定を締結
日本企業によるナミビアにおける環境保全に貢献するビジネス等を支援

• 地域: アフリカ
• 資源
• 環境

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、2日、アラブ首長国連邦（UAE）で開催されている第28回国連気候変動枠組条約締約国会議（COP28）の機会を捉えて、ナミビア共和国（以下「ナミビア」）財務・国営企業省との間で業務協力協定を締結しました。
     
2. ナミビアは、パリ協定に基づく気候変動対策計画である「Nationally Determined Contributions（NDC）」において、2030年時点での温室効果ガス排出量の91%削減（BaU^*1比）を目標に掲げ、再生可能エネルギー電源の導入や、水素・アンモニア関連事業の推進を図っています。また、ナミビアでは、レアアース等のクリティカルミネラル資源が存在し、今後採掘・開発が見込まれています。
     
3. 本協定は、JBICとナミビア財務・国営企業省との間で、政治・経済情勢や温室効果ガス排出削減を始め、環境保全効果のある潜在的な案件及び重要鉱物資源関連案件等に関する情報交換を通じた関係強化により、ナミビアにおいて日本企業が関与する環境保全プロジェクトや鉱物資源関連プロジェクト等の形成に寄与することを目的としています。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、外国政府や海外の地域開発金融機関等とも連携しつつ、アフリカにおける日本企業のビジネス機会の創出を支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   Business as Usualの略：何も対策をせず現状を維持した場合を指します。