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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、NRS株式会社(以下「NRS」)との間で、融資金額4,800千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行及び株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は19,079千米ドル相当です。
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本件は、NRSと株式会社海外交通・都市開発事業支援機構が設立したアメリカ合衆国(以下「米国」)法人NRS LOGIOS AMERICA INC.が実施する半導体等の製造に必要な化学品等の輸送・保管事業に必要な資金を融資するものです。
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NRSは、今後も成長が見込まれる半導体等の製造に必要な化学品等の輸送・保管事業を重点分野に位置付けています。こうした中、NRSは半導体製造企業による大型投資が続き、今後本事業に係る需要拡大が見込まれる米国アリゾナ州に拠点を設立することで、旺盛な需要の取り込みを目指しています。また、NRSの有する専門的なノウハウや設備等により、我が国の半導体素材メーカーが生産する、半導体等の製造に必要な化学品等の輸送・保管に寄与することで、こうした企業のサプライチェーン強靱化にも資するものです。本融資は、NRSのこうした海外事業展開への支援を通じて、日本の産業のサプライチェーン強靱化及び国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。