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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、5日、カネパッケージ株式会社(本社:埼玉県、代表取締役:金坂 良一、以下「カネパッケージ」)のフィリピン共和国(以下「フィリピン」)法人KANEPACKAGE PHILIPPINE INC.(以下「KPPI」)との間で、融資金額1,680千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は2,400千米ドルです。
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本件は、KPPIがフィリピンにおいて実施する包装資材の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。*1
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カネパッケージは、段ボールなど各種緩衝材をはじめとする包装資材の開発・加工及び販売事業を中心に、物流サービス事業も手掛ける中小企業です。同社は、1996年にKPPIを設立し、フィリピンに進出する日系企業と地場企業の双方を顧客とし、事業拡大を図っています。本件は、こうしたカネパッケージの海外事業展開を支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものであり、フィリピンでの本邦企業によるサプライチェーン強靱化に資するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
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同社向けの融資としては、2021年6月に続くものです。