- 地域: ヨーロッパ
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)との間で、融資金額380億円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行及び三井住友信託銀行株式会社との協調融資により実施するもので、協調融資総額は760億円です。
- 本件は、ソフトバンクが、アイルランド共和国法人Cubic Telecom Ltd.(以下「Cubic Telecom」)を買収するために必要な資金(買収総額:約473百万ユーロ)の一部を融資するものです。
- Cubic Telecom は、世界190以上の国及び地域で、コネクテッドカー及びSDCV(Software Defined Connected Vehicles)向けにIoTプラットフォームをグローバル展開する企業です。自動車メーカーは、このプラットフォームにより、車両や機器をグローバル規模でリアルタイムに監視・管理し、関連する機能をアップデートすることができます。ソフトバンクは、Cubic Telecomの株式取得を通じた同社との連携により、SDCV向けのグローバルプラットフォームの開発及び成長を図っています。また、ソフトバンクは「Beyond Japan」の方針のもと、グローバル市場への進出による事業成長を目指しています。本融資は、ソフトバンクによる海外でのM&Aに必要な資金を供給することで、同社の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aを積極的に支援し、その海外事業展開を金融面から支援していきます。