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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、5日、株式会社インフェック(本社:栃木県、取締役社長:宇佐美 大地、以下「インフェック」)のブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)法人ESPAS BRASIL DESENVOLVIMENTO AUTOMOTIVO LTDA.(以下「ESPAS-B」)との間で、融資金額700千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社めぶきフィナンシャルグループ傘下の株式会社常陽銀行及び株式会社足利銀行との協調により実施するものであり、協調融資総額は1,000千米ドルとなります。
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本件は、ESPAS-Bがブラジルのサンパウロ州において実施する自動車部品等の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
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インフェックは、自動車部品等の製造・販売を行う中堅企業です。ブラジルでは、経済成長に伴う国内の自動車需要拡大及び環境規制強化を背景に、乗用車及びEVバス等の自動車部品の取引拡大が見込まれています。インフェックは、2012年11月に設立したESPAS-Bを通じて自動車部品等の製造・販売を拡大することで、ブラジルでのさらなる事業成長を企図しています。本融資は、こうしたインフェックの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものであり、ブラジルでの本邦企業によるサプライチェーン強靱化に資するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。