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コスタリカ共和国との覚書を締結
脱炭素に向けたインフラ整備・産業育成に向けた協力を強化

  • 地域: 中南米
  • インフラ
  • 環境
2024年8月7日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、コスタリカ共和国(以下「コスタリカ」)外務省との間で、両者のパートナーシップ強化のための覚書を締結しました。
      
  2. 本覚書は、コスタリカが抱える諸課題に対して、日本企業の投資及び製品・技術導入の機会拡大を目指すとともに、金融面での解決策を提示し、同国のグリーン電力のインフラ整備を含む脱炭素化を促進することを目的としています。また、協力分野には、半導体、デジタル関連産業及び自動車産業等も含まれます。こうした協力を通じて、コスタリカにおいて日本企業の事業機会が創出されることが期待されます。
      
  3. コスタリカは国内の電力のほぼ全てを再生可能エネルギーで賄う等、グリーン電力供給において意欲的な取り組みを進めています。また、2024年3月には半導体分野における海外直接投資誘致のためのロードマップを作成する等、デジタル分野における産業育成にも取り組んでいます。こうした中、グリーン電力需要のさらなる増加が見込まれており、電力インフラの強化や脱炭素化に向けたその他のインフラ整備においても、日本企業の技術提供による課題解決に期待が寄せられています。
      
  4. JBICは、2024年6月に公表した第5期中期経営計画において、カーボンニュートラルと経済発展の統合的実現への貢献を取組目標に掲げています。また、2021年10月にESGポリシーを公表し、2030 年までの自らのGHG排出量ネットゼロの達成、2050 年までの投融資ポートフォリオのGHG 排出量ネットゼロの達成を追求するとともに、新興国・途上国における脱炭素社会の実現に向けたエネルギートランジションを加速させ、世界全体でのカーボンニュートラル実現に貢献するとしています。本覚書の締結は、こうしたJBICの中期経営計画やESGポリシーに沿った取り組みです。
      
  5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、外国政府や政府機関とも緊密に連携し、日本企業のビジネス機会の創出や、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献していきます。
      

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