- 地域: 中南米
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、20日、株式会社小松製作所(以下「コマツ」)のブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)法人Banco Komatsu do Brasil S.A.(以下「BKB」)との間で、融資金額約42億円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、Banco Mizuho do Brasil S.A.(ブラジルみずほ銀行)との協調融資により実施するもので、協調融資総額は約71億円です。
- 本件は、BKBがブラジルにおいて実施するコマツブランドの建設機械・林業機械(以下総称して「建機」)を対象とした販売金融事業に必要な資金を融資するものです。
- ブラジルは中南米最大の建機市場であり、中南米地域における建機需要の過半を占めることから、コマツは同国を海外事業戦略上の重要地域に位置付けています。また、建機市場において、コマツは高品質な製品の提供のみならず、販売金融やアフターマーケット等、バリューチェーン全体でのサービス提供を通じ競合との差別化を図っています。本融資は、コマツが海外において建機の販売を拡大する上で不可欠な建機販売金融事業を支援するものであり、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に寄与するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。