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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、18日、NTTファイナンス株式会社のアメリカ合衆国(以下「米国」)法人NTT Finance Americas Inc.(以下「NTTFA」)との間で、融資金額250百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社千葉銀行及び株式会社群馬銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は500百万米ドルです。
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本件は、NTTFAを通じて、日本電信電話株式会社(以下「NTT」)のグループ会社による米国におけるデータセンター*1の建設・運営に必要な資金を融資するものです。
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NTTは2023年5月に公表した中期経営戦略において、業界で世界第3位のデータセンター基盤の拡張等を推進するため、データセンター事業に5年間で約1.5兆円以上を投資する方針を発表しています。米国は情報通信インフラを支える世界有数のエリアであり、NTTグループは今後同国内において、主要都市を中心にデータセンター拠点の拡大を目指しています。
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本融資は、こうしたNTTグループの海外事業展開の支援を通じて、信頼性・安全性の担保された情報通信インフラの確保による日本企業の事業環境整備及びそのサプライチェーン強靱化を実現するとともに、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 NTTグループが米国において建設・運営するデータセンターのうちの一部。