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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、東京センチュリー株式会社(以下「東京センチュリー」)との間で、融資金額約161百万米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関*1との協調融資により実施するもので、協調融資総額は323百万米ドル相当です。
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本件は、東京センチュリーが、その子会社である米国法人TC Global Investments Americas LLCを通じて、日本電信電話株式会社(以下「NTT」)グループ傘下で米国イリノイ州においてデータセンター事業を行う米国法人NTT Global Data Centers Joint Venture CH, LLCを買収*2するために必要な資金の一部を融資するものです。
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東京センチュリーは「中期経営計画2027」において、NTTグループとの間で成長分野における共同事業を推進する方針を掲げており、生成AIの利用拡大等を背景に需要が高まるデータセンター事業への投資を主な成長戦略の一つに挙げています。本融資は、東京センチュリーによる海外でのM&Aに必要な資金を供給することで、同社の海外におけるNTTグループとのデータセンター事業における協業拡大を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業の海外M&Aを含む海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 株式会社静岡銀行、株式会社西日本シティ銀行、株式会社北洋銀行、株式会社岩手銀行及び株式会社足利銀行他
- *2 東京センチュリーは2024年3月22日にNTT Global Data Centers Joint Venture CH, LLCの買収を完了しました。