- 地域: 北米
- インフラ
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、カナダ輸出開発公社(Export Development Canada(略称:EDC))との間で、業務協力に関する覚書を締結しました。
- EDCは、1944年に設立されたカナダの輸出信用機関であり、融資、出資、保険を含む金融ソリューションの提供等を通じて、同国企業の海外事業を支援しています。本覚書は、インド太平洋地域を中心に、質の高いインフラ、サプライチェーン強靱化、エネルギートランジション等の分野において、両機関による案件形成に向けた協力関係を強化するものです。
- 日加政府間では、2022年10月の日加外相会談にて、自由で開かれたインド太平洋という両国共通のビジョンを実現するための具体的な取り組みをまとめた「自由で開かれたインド太平洋に資する日加アクションプラン」に合意しています。さらに、2023年1月及び2024年6月の日加首脳会談では、インド太平洋地域等にて両国の連携を推進する旨を合意するなど、二国間関係を強化しています。
- こうした中、JBICは、本覚書を通じてEDCとの間で業務協力関係を強化することで、インド太平洋地域を中心に、上記対象分野における日本企業の事業機会の創出を一層支援していきます。また、本覚書は日加関係の強化に繋がることも期待されます。
- JBICは今後とも、日本の公的金融機関として、こうした海外の政府や政府系融機関との密接な連携により、日本企業の事業機会創出及びビジネス促進を金融面から支援するとともに、関係国との経済関係の一層の深化・発展に貢献していきます。