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- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、モラブ阪神工業株式会社(本社:兵庫県、代表取締役社長:島田 尚幸、以下「モラブ阪神工業」)との間で、融資金額35百万円(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社池田泉州銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は50百万円です。
- 本件は、モラブ阪神工業のインド共和国(以下「インド」)法人MORABU BENGALURU PRIVATE LIMITED(以下「MBPL」)が実施する人材派遣事業等に必要な資金を融資するものです。
- モラブ阪神工業は、1983年に設立された、人材派遣業やシステム受託開発等を中心に行う中小企業です。2024年、同社は技術者等優秀な人材が豊富なインドにMBPLを設立、MBPLを通じて人材派遣業を中心とした海外事業展開を推進するとともに、両国の人材交流面での架け橋となることを目指しています。本融資は、こうしたモラブ阪神工業の海外事業展開を支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。また、JBICが2023年12月に公表した「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告~2023年度海外直接投資アンケート結果(第35回)」において「中期的な有望国・地域ランキング」の第1位となったインドでは、技術系人材の確保の難しさが課題として挙げられており、本融資は、日系企業のインド人材の確保にも貢献するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、インド等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。