- 地域: 中東
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- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、日本トルコ合同経済委員会の機会を捉えて、トルコ共和国(以下「トルコ」)の大手財閥チャルックホールディング(Çalık Holding)の主要子会社であるチャルックエナジー(Çalık Enerji Sanayi ve Ticaret A.Ş.(以下「Çalık Enerji」))との間で、パートナーシップ強化のための覚書を締結しました。
- Çalık EnerjiはEPC(設計・調達・建設)事業、配電・配ガス等のユーティリティ事業、再生可能エネルギー発電事業を行うエネルギー・インフラ分野でのリーディングカンパニーであり、トルコのみならず、中東、中央アジア、アフリカ及び西バルカンにおける気候変動対応や日本企業の事業展開の促進に貢献しています。本覚書は、脱炭素・グリーントランスフォーメーション(以下「GX」)分野においてキープレーヤーとなるÇalık Enerjiとの協力関係を強化することにより、同社と日本企業による協業を促進し、トルコ及び第三国における脱炭素・GXを推進することを目的とするものです。また、本覚書の締結は、トルコ政府が掲げる2053年までのカーボンニュートラル目標にも合致しています。
- JBICは、2024年6月に公表した第5期中期経営計画において、カーボンニュートラルと経済発展の統合的実現への貢献を取組目標に掲げています。また、2021年10月にESGポリシーを公表し、2030年までの自らの温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロの達成、2050年までの投融資ポートフォリオのGHG排出量ネットゼロの達成を追求するとともに、新興国・途上国における脱炭素社会の実現に向けたエネルギートランジションを加速させ、世界全体でのカーボンニュートラル実現に貢献するとしています。本覚書の締結は、こうしたJBICの中期経営計画やESGポリシーに沿った取り組みです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、脱炭素分野における重要なパートナーとの協力関係の強化等を通じて、日本企業のビジネス機会の創出に貢献していきます。