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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、日本航空株式会社(以下「JAL」)の航空機輸入にかかる民間金融機関*1融資の元本および利息等を対象とする保証契約(保証対象元本合計:約182億円)を民間金融機関との間で締結しました。
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本件は、JALが運航する航空機1機をフランス共和国法人Airbus S.A.S.から輸入するために必要な資金の民間金融機関からの調達を保証により支援するものです。輸入された航空機は特別目的会社であるダイヤランサー有限会社、エフジーローズリーシング有限会社および株式会社NTL28からJAL向けにリースされます。このように本件は、日本の航空産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JALは、2025年までの中期経営計画においてESG戦略を掲げており、2050年のCO2排出量実質ゼロの実現に向けた取り組みを推進しています。特に、航空機からのCO2排出量削減は重要であり、JALは省燃費性能の高い機材の導入を積極的に進めています。本件で輸入する航空機はこのJALの中期経営計画に沿ったものであり、環境負荷低減に貢献するものです。
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JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、国民生活に不可欠な航空機の輸入、日本企業による脱炭素社会の実現に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1 株式会社三菱UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社京都銀行、株式会社千葉銀行です。