- 地域: 中南米
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、25日、ブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)法人Brazilian Association of the Green Hydrogen Industry(以下「ABIHV」)との間で、水素・アンモニアを含む水素化合物(以下「水素等」)の分野における協力推進を目的とする覚書を締結しました。
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ブラジルは、世界有数の豊富な再生可能エネルギーに恵まれた国として、グリーン水素等の高い生産ポテンシャルを有しています。2024年8月には、税制優遇措置等を盛り込んだ低炭素水素法案が議会承認されるなど、ブラジルにおける水素産業振興および海外投資誘致の加速が期待されています。
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ABIHVは、エネルギー・産業分野の主要民間企業等で構成される水素協議会であり、ブラジル国内のグリーン水素産業の発展を通じて経済・環境の持続可能性および脱炭素化を推進することを目指し、ブラジル政府への政策提言等を行っています。
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ブラジルでは、日本企業を含む多くの企業が水素等事業の検討を進めています。今般、JBICとABIHVが本覚書を締結し、協業のためのフレームワークを構築することで、水素等のサプライチェーン構築に向けた案件形成の加速化を目指すとともに、ABIHV会員企業と日本企業の間の協業を促進します。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、脱炭素分野における重要なパートナーとの協力関係の強化等を通じて、日本企業のビジネス機会の創出や日本の安定的な資源確保に貢献していきます。