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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、26日、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下「SMFL」)のインドネシア共和国(以下「インドネシア」)法人PT. SMFL Leasing Indonesia(以下「SMFLIN」)との間で、融資金額14,280千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、PT. Bank SMBC Indonesiaとの協調融資により実施するもので、協調融資総額は23,800千米ドル相当です。
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本件は、SMFLINがインドネシアにおいて実施する建設機械のリース事業に必要な資金を融資するものです。
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インドネシアは、ASEAN地域における建機需要の過半を占める、かつ最大の建機市場です。同国では、食料増産政策*1や各種インフラ整備推進策を背景に、今後も堅調な建機市場の成長が見込まれています。こうした中、SMFLは同国における日本の建機メーカーの市場確保・拡大を目指し、販売金融の提供を通じた支援に取り組んでいます。
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本融資は、重要な建機市場であるインドネシアにおいて、日本企業によって製造される建機の販路拡大に寄与し、日本の建機産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。また、本融資を通じて販売される建機には農業用建機も含まれ、同国が抱える食料自給率向上という社会課題の解決にも貢献することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、さまざまな金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
インドネシアのプラボウォ大統領は、国家中期開発計画において、「食料等の自給を通じた国家の自立」を掲げ、食料自給に資する事業を推進しています。