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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、4日、大伸工業株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:中川 利一、以下「大伸工業」)のタイ王国(以下「タイ」)法人Daishin Asia Pacific Co., Ltd.(以下「DAP」)との間で、融資金額10百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社千葉銀行および株式会社武蔵野銀行との協調により実施するものであり、協調融資総額は20百万タイ・バーツです。
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本件は、DAPがタイにおいて実施する自動車用フロアマットの製造・販売事業に必要な資金を融資するものです*1。
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大伸工業は、自動車用フロアマット等を製造・販売する中小企業です。アジア地域における自動車市場拡大等を背景に、同社は海外事業戦略における重要な製造・販売拠点として、2013年にDAPを設立しました。自動車用フロアマットの市場拡大が見込まれる中、今後も大伸工業はDAPを通じて、さらなる事業の拡大を目指しています。
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本融資は、こうした大伸工業の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するとともに、タイ等に展開する日本の自動車メーカーのサプライチェーン強靱化に資するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応等を通じ、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
同社向けの融資としては、2022年1月13日付けプレスリリースの融資に続くものです。