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カナダにおいて日本企業が実施するフュージョン燃料サイクルシステムの実証設備建設・運転事業に対する融資
次世代エネルギーの実用化に取り組む中堅・中小企業の海外事業展開を支援

  • 地域: 北米
  • 一般製造業・サービス業
  • 中堅・中小企業
  • 投資金融
2025年9月9日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、9月3日、京都フュージョニアリング株式会社(本社:東京都、代表取締役CEO:小西 哲之、以下「KF社」)とカナダ原子力研究所(Canadian Nuclear Laboratories、以下「CNL」)の合弁会社であるカナダ法人 Fusion Fuel Cycles Inc.(以下「FFC」)との間で、融資金額10百万カナダドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は20百万カナダドル相当です。
      
  2. 本件は、KF社とCNLが共同で実施するプロジェクトである、FFCが主導するフュージョン燃料サイクルシステム*1の実証設備の建設・運転事業に必要な資金を融資するものであり、同システムの統合的な試験施設「UNITY-2」の建設費用等に充てられます。
      
  3. KF社は、2019年10月に京都大学発のスタートアップとして設立された、フュージョンエネルギー関連装置の研究開発・設計・製造等を行う中小企業です。KF社とCNLは、「UNITY-2」の開発等を目的とした戦略的業務提携契約に基づきFFCを設立しました。FFCはCNLの研究所内に「UNITY-2」を建設し、燃料の排出から精製、供給まで行うことのできるフュージョン燃料サイクルを構築し、効率的な三重水素処理技術の実証を目指しています。
      
  4. 核融合は発電時にCO2を排出しない安全なクリーンエネルギーとして、その実現に向けた研究開発が世界規模で進められています。日本政府も2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」(2025年6月改定)や「第7次エネルギー基本計画」(2025年2月)等において核融合関連の研究開発を推進することを掲げています。
      
  5. 本融資は、KF社のFFCを通じたカナダでの海外事業を支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。また、KF社は、本件を通じて、フュージョンエネルギーのグローバルスタンダートの構築と世界各国におけるフュージョンエネルギー市場の創出を企図していることから、展開地域を含めたフュージョンエネルギーの研究開発を推進する世界各国における新たな市場創出にも資するものです。
      
  6. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、中堅・中小企業を含む脱炭素社会の実現に向けたエネルギー変革に積極的に取り組む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
      
注釈
  1. *1 
    フュージョンプラントにおける最大の課題の一つである燃料供給を絶えず行うため、燃料である三重水素などの水素同位体ガスを炉心から排気・回収・循環させる技術。

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