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タイにおいて日本企業が実施するエアゾール製品の製造および販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援

  • 地域: アジア
  • 一般製造業・サービス業
  • 中堅・中小企業
  • 投資金融
2025年10月1日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、9月29日、株式会社ダイゾー(本社:大阪府、代表取締役社長:南 宣之、以下「ダイゾー」)のタイ王国(以下「タイ」)法人Thai Daizo Aerosol Co., Ltd.(以下「TDA」)との間で、融資金額117百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社池田泉州銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は約172百万タイ・バーツ相当です。
      
  2. 本件は、TDAがエアゾール製品の製造および販売事業を行うために必要な資金を融資するものです。
      
  3. ダイゾーは、1936年に設立された、エアゾール製品・特殊潤滑剤・駐輪ラック等の製造販売および船舶の建造を営む中堅企業です。1994年に初めて海外進出してから、その後も積極的に海外事業を拡大しており、タイにエアゾール事業の海外生産拠点の強化を企図し、2000年にTDAを設立しました。
      
  4. 本融資は、既存の充填工場隣地に倉庫および製品の包装室を増設することで、物流導線の最適化や生産性の向上を図るものです。また、こうしたダイゾーの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものであり、日本企業によるエアゾール製品のサプライチェーン強靱化に資するものです。
      
  5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
      

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