- 地域: アジア
- その他
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、フィリピン基地転換開発公社(Bases Conversion and Development Authority(略称:BCDA))との間で、業務協力に関する覚書を締結しました。
- BCDAは、フィリピン国内の旧米軍基地跡地の開発を担う政府機関であり、民間セクターとの協業を通じて、ルソン地域を中心とするフィリピン国内の公共事業やインフラ開発等を推進しています。本覚書は、JBICとBCDAの協力関係の強化を通じて、BCDAのプロジェクト開発に資する日本企業の技術紹介等の取り組みによって日本企業とBCDAの協業機会の創出を促進し、フィリピンにおけるエネルギートランジションや質の高いインフラ開発等に資する案件形成の推進に貢献するものです。
- JBICは、2024年6月に公表した第5期中期経営計画において、カーボンニュートラルと経済発展の統合的実現への貢献や、ホスト国との協働による社会課題解決への貢献を取組目標に掲げています。本覚書の締結は、こうしたJBICの中期経営計画に沿った取り組みであるほか、日本政府がアジアにおけるエネルギートランジションの枠組みとして推進する「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想にも合致するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、脱炭素分野やインフラ開発分野等における重要なパートナーとの協力関係の強化等を通じて、日本企業のビジネス機会の創出や、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献していきます。