- 地域: アジア
- インフラ
- 一般製造業・サービス業
- 中堅・中小企業
- 投資金融
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、今般*1、株式会社アイ・ピー・エス(本社:東京都、代表取締役社長:宮下 幸治、以下「IPS」)のフィリピン共和国(以下「フィリピン」)法人InfiniVAN, Inc.(以下「IVAN」)との間で、融資金額3,000千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は17,400千米ドルです。
-
本件は、IVANがフィリピンのアウロラ州において実施する、日本とフィリピン等のアジア諸国をつなぐ国際海底ケーブルプロジェクトに関連する事業に必要な資金を融資するものです。
-
IPSは、日本やフィリピンを中心に通信事業を実施しています。同社は、今般、日本、フィリピン、シンガポールを結ぶ新たな国際海底ケーブルプロジェクトに参画することを決定しており、IVANは、同プロジェクトの一環として、複数の国際海底ケーブルが接続する、フィリピンのアウロラ州バレアにおける陸揚局の建設・運営を担います。IPSは、本事業を通じて、フィリピンおよび海外でのさらなる事業拡大を図っています。
-
本融資は、こうしたIPSの海外事業展開への支援を通じて、信頼性と安全性の担保された情報通信インフラを確保することにより、アジア各国に進出する日本企業の事業環境整備につながります。また、本邦企業のサプライチェーン強靱化を実現するとともに、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 本契約は3月28日に締結済みですが、本日プレスリリースを行うものです。