- 地域: 北米
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、今般*1、株式会社エフテック(以下「エフテック」)のアメリカ合衆国(以下「米国」)法人F&P America Mfg., Inc.(以下「FPA」)との間で、融資金額20,712千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。 本融資は、株式会社埼玉りそな銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は34,520千米ドルです。
-
本件は、FPAが米国・オハイオ州において実施するバッテリーEV(以下「BEV」)向け自動車足廻り部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
-
昨今、カーボンニュートラル達成のため、世界の自動車市場においてBEVの需要が高まる中、米国においても中長期的にBEVの販売台数増加が見込まれています。自動車足廻り部品の製造・販売を行うエフテックは、米国においてBEV向け足廻り部品の製造・販売に注力しており、米国での製造・販売拠点であるFPAは、同社にとって重要な拠点のひとつとなっています。今般、エフテックは、完成車メーカーよりBEV向け足廻り部品を受注したことに伴い、FPAの生産設備の増強を計画しています。
-
本融資は、エフテックのBEV向け足廻り部品の生産を支援することで、同社の米国市場での競争優位性を高め、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものであり、日本の自動車産業のサプライチェーン強靱化にも寄与するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、日本の産業のサプライチェーン強靱化に向けた取り組みおよび日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 本契約は6月30日に締結済みですが、本日プレスリリースを行うものです。