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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、9月30日、三菱HCキャピタル株式会社のインドネシア共和国(以下「インドネシア」)法人PT. Mitsubishi HC Capital and Finance Indonesia(以下「Mitsubishi HC Capital and Finance Indonesia」)との間で、融資金額約423千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資はMitsubishi HC Capital and Finance Indonesiaと締結している、日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットライン*1に基づく個別貸付契約です。なお、本融資は、民間金融機関との協調融資により実施するもので、協調融資総額は約655千米ドルです。
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本融資は、三恵株式会社(本社:静岡県、代表取締役社長:所 洋史、以下「三恵」)のインドネシア法人であるPT.SANKEIKID MANUTEC INDONESIA(以下「SMI」)が実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な設備を、Mitsubishi HC Capital and Finance Indonesiaからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられます。
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三恵は、自動車用樹脂部品の製造・販売を主体とする中小企業であり、SMIは三恵のアジア進出の足掛かりとして2006年に設立されました。インドネシアは日系自動車産業のグローバル展開の中核的拠点の一つであり、三恵は、今後もSMIを通じて、インドネシアでの取引拡大を目指しています。
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本融資は、Mitsubishi HC Capital and Finance Indonesiaと締結しているクレジットラインに基づき、中堅・中小企業がインドネシアにおいて行う事業に必要な設備の調達に関する長期資金を、Mitsubishi HC Capital and Finance Indonesiaを通じて機動的に供給することで、日本の中堅・中小企業の海外における事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものであり、インドネシアでの本邦企業によるサプライチェーン強靱化に資するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携し、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2020年1月8日付プレスリリースをご参照ください。