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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、26日、株式会社JERA(以下「JERA」)との間で、融資金額1,050億円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行および株式会社SBI新生銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は2,100億円です。
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本件は、JERAがアメリカ合衆国(以下「米国」)法人Blue Point Number One, LLC(以下「Blue Point」)を通じて、ルイジアナ州において低炭素アンモニアの製造・販売事業を実施するにあたり、同社によるBlue Pointへの出資に必要な資金を融資するものです。
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水素・アンモニアを含む水素化合物(以下「水素等」)は、燃焼時にCO2を排出しないことから、日本政府が掲げる水素基本戦略、第7次エネルギー基本計画、およびGX2040ビジョンにおいて、カーボンニュートラルに向けた鍵となるエネルギーと位置づけられています。また、水素基本戦略においては、大規模かつ強靱な水素等サプライチェーン構築に向け、JBIC等の公的金融機関による支援を通じて、大規模な資金の動員を図ることとしています。
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このような中、本事業は、CO2の回収・貯留(CCS)技術を活用し、製造過程におけるCO2排出量を95%以上削減する計画となっています。また、JERAは本事業で生産される低炭素アンモニアの一部を引き取り、碧南火力発電所における燃料アンモニア転換で使用する計画です。加えて、機械・化学等のCO2排出削減が困難な産業にも低炭素アンモニアを供給することで各産業の脱炭素化に寄与することを目指します。
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本融資は、JERAの海外事業支援を通じて、脱炭素社会の実現を見据えた水素等サプライチェーンの構築および日本にとって重要なエネルギー資源である低炭素アンモニアの安定確保に貢献するものです。また、日本政府が低炭素水素等の供給・利用を推進する中、れい明期の低炭素水素等事業への投資を行う日本企業を支援するものであり、日本政府が掲げるエネルギー政策に沿うものです。
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JBICは今後も、日本企業による海外事業展開を金融面から支援することを通じて、日本のエネルギー資源の安定供給確保および脱炭素社会の実現に向けたエネルギー変革への対応に貢献していきます。