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「開港の地」から次の100年へ。海外進出の注目国はベトナムとインド

特集 地方銀行に聞く「海外進出支援の戦略」②

横浜銀行常務執行役員 荒井智希さん①の画像 横浜銀行常務執行役員 荒井智希さん①の画像

神奈川県内で長らく「浜銀」の愛称で親しまれてきた横浜銀行は、2020年に創業100周年を迎えた日本最大クラスの地銀の一つだ。

江戸末期から海外への窓口として栄えた国際港湾都市・横浜を拠点とし、2016年には経営統合した東日本銀行とコンコルディア・フィナンシャルグループを設立。さらに23年には神奈川銀行を子会社化するなど、合併のシナジーを生みながらその規模と影響力を拡大している。

これまで同行の取引先である中堅・中小企業の海外展開は、大手自動車会社などメーカーの海外進出に下請けとして同行するケースが主流だった。しかし、近年では現地の成長市場をターゲットとした内需の取り込みや、人材確保の観点から進出を検討する企業が増え、潮流が変わりつつある。

取締役常務執行役員の荒井智希さんは、「国内での人手不足や事業承継に際しさまざまな課題に直面する中堅・中小企業が、海外進出を模索するケースが増えています」と語る。

香港の日系スーパーで開催した横浜物産展の様子。観光への誘客や神奈川県産の食品ブランドの認知を狙うの画像

香港の日系スーパーで開催した横浜物産展の様子。観光への誘客や神奈川県産の食品ブランドの認知を狙う

特にベトナムへの進出案件が増加しており、同行では常設の事務所ではないが、ハノイとホーチミンに1名ずつ駐在員を派遣して、現地での細かな対応に当たっている。

ベトナムに次ぐ注目の進出先として、荒井さんはインドを挙げる。人口増加と経済成長を背景に多くの顧客から相談を受けているという。

「インドは成長が続いており、潜在ニーズの大きさを感じます。私自身、直近でも現地に赴き、首都ニューデリーや自動車関連の進出も多い南部の都市チェンナイを視察してきたところです。生活環境は厳しいことは確かです。まだ常設の拠点を置く段階には至りませんが、より深い情報収集をするべく、ベトナムのようにまずは駐在員派遣の可能性から検討しているところです」

JBICとは、中堅・中小企業の海外進出支援を目的とする融資枠設定の一般協定などで連携を強化してきた。この協定の下で、海外での事業展開に際した資金ニーズに対する迅速な対応も可能になっている。また、JBICへの出向についても複数期にわたり続いている。

「日常的に国際業務に携わるJBICで当行の行員が得た経験は、人材育成面で非常に大きな効果がありますね」

同行は次の100年に向けて新興国での支援強化や組織の体制強化も進めながら、京浜経済地域が直面する課題解決や国際化に貢献し続ける。

横浜銀行常務執行役員 荒井智希さん②の画像
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