JBICの目的
株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本政府が全株式を保有する政策金融機関であり、一般の金融機関が行う金融を補完することを旨としつつ、以下に示した4つの分野について金融業務を行い、もって、日本および国際経済社会の健全な発展に寄与することを目的としています。
海外における開発および取得の促進
維持および向上
地球環境の保全を目的とする
海外における事業の促進
またはその被害への対処
コーポレートスローガン

企業理念
JBICの目的は、設立根拠法に示されるとおり、多様な金融機能を担いつつ、「我が国および国際経済社会の健全な発展に寄与すること」にほかなりません。それを成し遂げるため、私たちは、以下に示した企業理念を定めています。ここには、私たちが、その目的の実現に向けて追求すべき「現場主義」「顧客本位」「未来志向」の三つのコアバリューが込められています。


業務運営の原則
政策金融機関として、以下を旨としつつ、国内外の経済・金融情勢等に即応して迅速・的確に、政策上必要な業務を実施します。
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1民業補完
政策金融に求められる役割を適切に果たすべく、国際金融分野における民間金融機関の状況をふまえ、その補完に徹します。
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2収支相償・償還確実性
法律の求めに従って、収支の健全性の確保に努め、その金融判断にあたっても、融資等の回収の見込みについて十分な審査を行うよう努めます。
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3国際的信用の維持・向上
業務の的確な実施および海外での効率的な資金調達のため、これまで築いてきた国際的な信任の維持・向上に努めます。
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4業務の専門的・主体的な遂行
国際金融に関する専門性と主体性を発揮し、一貫した体制のもとで、円滑な業務の実施に努めます。
組織概要
名称 | 株式会社国際協力銀行 (英文名:Japan Bank for International Cooperation; JBIC) |
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本店所在地 | 東京都千代田区大手町1丁目4番1号 |
資本金 | 2兆2,118億円(日本政府が全株式保有)(2024年6月18日現在) |
出融資残高※ | 16兆8,287億円 |
保証残高※ | 1兆5,264億円 |
海外駐在員事務所一覧(2024年12月1日時点)
(2024年12月1日時点)

主な業務内容
輸出金融
日本企業や日系現地法人等の機械・設備や技術等の輸出・販売を対象とする融資。外国の輸入者(買主)または外国の金融機関等に対するものがある。
輸入金融
日本企業による資源等の重要物資の輸入や、日本企業・日系企業が事業展開する海外において資源を引き取る場合を対象とした融資。日本の輸入者や海外で資源を引き取る日本企業・日系企業に対するもの、外国の輸出者に対するものがある。
投資金融
日本企業の海外投資事業に対する融資。日本企業(投資者)に対するもの、日系現地法人(合弁企業含む)またはこれに貸付・出資を行う外国の銀行・政府等に対するものがある。
事業開発等金融
開発途上国等による事業および当該国の輸入に必要な資金、当該国の国際収支の均衡や通貨の安定を図るために必要な資金、日本の経済活動・国民生活に必須の重要物資・技術のサプライチェーンや産業基盤に組み込まれた外国企業(特定外国法人)の海外事業に必要な資金等を供与するもの。
出資
海外において事業を行う日本企業の出資法人や海外において新たに事業を行う国内のスタートアップ企業等、日本企業等が中核的役割を担うファンド等を対象として出資するもの。
保証
民間金融機関等の融資および開発途上国政府や現地日系企業等の発行する公社債に対する保証、通貨スワップ取引への保証、他国輸出信用機関が行う保証への再保証等、保証機能も活用した支援。