
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、2012年10月11日、東京において、メキシコ政府との間で第2回政策対話年次会合を開催しました。
本件は、2011年2月22日にメキシコ大蔵省及びメキシコ貿易投資促進機関(ProMéxico)との間で締結した定期協議会の枠組に係る覚書*1に基づく第2回目の年次会合となります*2。
今回の年次会合には、JBICからは、渡辺博史副総裁、前田匡史インフラ・ファイナンス部門長、鳥越紀良米州地域統括他が出席。メキシコ政府からは、ミード大蔵大臣、ロドリゲス大蔵次官、ProMexicoよりオリベ外国直接投資室長他に加えて、ヘレル駐日メキシコ合衆国大使も出席され、主に再生可能エネルギー及び省エネルギー事業における協力の可能性を中心に協議が行われました。
今回、メキシコ政府からは、製造業分野の投資機会の紹介と共に最近のJBICとの協力関係、特にJBICの新規サムライ債発行支援ファシリティ(GATE)に基づくサムライ債への保証や一部取得について謝意が表明されました。その後、現在、メキシコにおいて検討が進められている再生可能エネルギー及び省エネルギー分野を対象としたファンドの設立について意見交換が行われ、双方で同ファンドの設立に係る検討を進めていること等を確認した文書を締結しました。
JBICは、今回の年次会合の協議内容を踏まえ、メキシコにおける再生可能エネルギー及び省エネルギービジネスの促進に努めると共に、今後とも日本企業によるメキシコでのビジネスへの参画を支援すべく、メキシコの関係省庁及び政府機関との間で具体的なプロジェクトの形成・推進に向けた協議を進めていきます。
注釈
- *1 「メキシコ合衆国政府とJBICとの相互協力促進に向けた対話強化について」(2011年2月23日付プレスリリース)をご参照下さい。
- *2 第1回政策対話年次会合の模様については「メキシコ合衆国政府と第1回政策対話年次会合を開催」(2011年12月27日付トピックス)をご参照下さい。