アフリカ輸出入銀行と業務協力関係の構築を目的とする覚書を締結
アフリカ支援強化に向けた取組み

• 地域: アフリカ
• 一般機械・設備
• 一般製造業・サービス業
• その他

1. 国際協力銀行（JBIC、経営責任者：渡辺　博史）^*1は、27日、コートジボワール共和国・アビジャンにて開催されているアフリカ開発銀行(African Development Bank、略称：AfDB)年次総会の機会に、アフリカ輸出入銀行（The African Export-Import Bank、略称：Afreximbank）との間で、業務協力関係の構築を目的とする覚書を締結しました。
    
2. 本覚書は、アフリカ諸国において日本企業が関与するプロジェクトや日本とアフリカ間の貿易促進等につき、JBICとAfreximbankが金融面で協力していくことを確認したものです。
    
3. Afreximbankは、アフリカ地域の貿易を金融面から促進すべく、AfDBやアフリカ諸国の出資を中心に設立された地域開発金融機関(本部：エジプト・カイロ)です。本覚書を踏まえてJBICがAfreximbankと協力することにより、アフリカ諸国における、広範な産業分野に向け効果的に日本からの貿易・投資を支援することが可能となり、アフリカ地域の持続的な成長に貢献することが期待されます。
    
4. 2008年5月に開催された第4回アフリカ開発会議（TICADⅣ）において、日本からのアフリカ向け民間投資を倍増すべく、JBICとして今後5年間で25億ドルのアフリカ向け金融支援を実施することが表明されました。昨年4月には「JBICアフリカ投資ファシリティ」を創設する^*2等、JBICはアフリカ支援に積極的に取り組んでおり、Afreximbankの主要株主であるAfDBとも業務協力協定^*3を通じた協力体制を築いています。本覚書は、アフリカ地域の貿易・投資促進に重要な役割を担う地域開発金融機関であるAfreximbankとの協調により、JBICのアフリカ向け支援の更なる強化を企図したものです。
    
5. JBICは、今後も、多様な金融ツールを活用してアフリカ支援に積極的に取り組む方針です。

注釈

1. *1 国際協力銀行（JBIC）は、株式会社日本政策金融公庫（総裁：安居　祥策）の国際部門です。
2. *2 2009年4月1日付のお知らせをご参照下さい。
3. *3 2009年5月15日付けのプレスリリースをご参照下さい。
4.