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2012年3月12日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺博史)*1は、本日、モンゴル国のスフバータル・バトボルド首相臨席の下、モンゴル国財務省との間で、輸出クレジットライン*2等を含む金融面での協力関係の強化を目的とする覚書を締結しました。
- 本覚書では、鉱物、インフラ及び製造業分野における両国間のビジネス・貿易拡大に資する候補案件に係る情報交換や定期的な協議の機会を設けることが盛り込まれており、モンゴル国における鉱物資源開発及び周辺インフラ開発分野等でのJBICの日本企業向け支援体制を強化することが企図されています。
- モンゴル国は、2011年に年率約17.3%の実質GDP成長率を達成しており、好調な経済成長を維持しています。石炭、銅等豊富な天然資源に恵まれているモンゴル国は、鉱物資源開発プロジェクトやインフラ整備に伴う建設機械等の日本からの輸出の増加など、日本企業にとってもビジネス機会の拡大が見込まれる国として、その重要性が増しています。本覚書を通じたモンゴル国とJBICの協力関係の強化が、モンゴル国での日本企業のビジネス展開の素地となり、ひいては両国間の経済関係の発展に繋がることが期待されます。
- JBICは、今後もモンゴル国における日本企業の事業機会創出及びビジネス促進に努めると共に、両国間の緊密な経済関係の一層の深化・発展に貢献して参る所存です。
注釈
- *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居祥策)の国際部門です。
- *2 輸出クレジットラインは、輸出金融の一形態であり、日本からの設備等の輸出を促進するため、あらかじめ一定金額の融資枠を設けておくものです。