- 地域: アジア
- 環境
- その他
2011年12月26日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺博史)*1は、25日、株式会社みずほコーポレート銀行、日揮株式会社、中国輸出入銀行、北京青雲創業投資管理有限公司*2等7社・機関の間で、中華人民共和国(以下「中国」)における省エネ・環境分野に投資する総額10億人民元(約120億円相当)規模のファンド設立に係る覚書に調印しました。
- 中国における省エネルギー・環境保護分野は、中国政府の最優先の政策課題の一つであり、本年から実施されている第12次五ヵ年計画においても重点的に育成していくべき産業分野の一つとして位置づけられています。かかる状況の下、同分野では多くの新興成長企業が興隆しつつあり、また今後関連市場の急速な拡大が見込まれることから、我が国企業にとっても大きなビジネス機会創出の可能性を有する市場となっています。
- 本ファンドは、日中両国の主要な政策金融機関、民間銀行、事業会社、ファンド運用会社によるパートナーシップの下、成長が有望視される中国における省エネ・環境保護関連事業に対して出資の形で資金を供給することを念頭に置いています。本覚書の締結により、本ファンド設立の方針が明確化され、同分野における日中両国企業の共同プロジェクトの実現及び我が国企業の有する高い環境技術の投資先事業への導入等を通じ、中国での省エネ・環境分野における我が国企業のビジネス機会の拡大に資することが期待されます。
- JBICは今後とも、出資機能を含む多様な金融手法を活用しつつ、中国市場における我が国企業の事業機会創出に寄与することにより、我が国産業の国際競争力の維持・向上を図ると共に、日中両国間の緊密な経済関係の一層の深化・発展に貢献していく所存です。