- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 中堅・中小企業
- 出資
2013年3月4日
- 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、1日、株式会社みずほコーポレート銀行(以下「みずほCB」)の100%出資子会社であるシンガポールのファンドマネジメント会社Mizuho Asia Partners Pte. Ltd.(以下「ファンドマネージャー」) が運営するASEAN地域の現地企業(日系合弁企業を含む)を投資対象とするプライベート・エクィティ・ファンド(通称「Mizuho ASEAN PE Fund」、以下「本ファンド」)に関する出資契約書に調印しました。
- 本ファンドは、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポールなどのASEAN地域における現地企業(日系合弁企業を含む)への出資を通じ、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の同地域の進出を支援することを目的とするプライベート・エクイティ・ファンドです。本ファンドは、当初約150百万米ドル規模(うち、みずほCBは最大125百万米ドル、JBICは最大25百万米ドルを出資予定)にて運営を開始します。
- 本ファンドでは、ファンドマネージャーが、ASEAN地域において有するネットワークを活用して案件発掘を行うほか、みずほCB及び株式会社みずほ銀行(両行を総称して以下「みずほグループ」)が、本ファンドの投資先への金融面での支援や日本の中堅・中小企業との連携支援等を行う予定です*1。みずほCBが主導して設立する本ファンドにJBICも参画することにより、中堅・中小企業を含む日本企業のASEAN地域におけるビジネス展開の支援に繋がることが期待されます。
- JBICは、出資機能をより一層活用し、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を積極的に支援するため、2013年2月に「海外展開支援出資ファシリティ」*2を創設しました。本件は、中堅・中小企業を含む日本企業のASEAN地域における海外事業展開支援を目的として、リスクマネーの供給を行うものであり、本ファシリティの下での初の出資案件となります。
- JBICは、今後とも多様な金融ツールを活用し、日本の産業の国際競争力の維持・向上を積極的に支援していきます。
注釈
- *1 JBICは、2012年11月28日に、本ファンドとの連携により、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の海外事業展開を支援するための覚書をみずほグループと締結済です。詳細については、2012年11月28日付プレスリリースをご参照下さい。
- *2 2013年2月26日付お知らせをご参照下さい。