- 地域: アジア
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- 事業開発等金融
2012年7月19日
- 国際協力銀行(JBIC、総裁:奥田 碩)は、18日、インドネシア共和国(以下「インドネシア」)政府との間で、同国政府に対して、総額1,200億円限度の融資枠を設定する貸付契約に調印しました。本融資枠の設定は2009年4月に実施した同国政府向け金融支援*1と同様、インドネシア政府からの要請を踏まえ、世界銀行、アジア開発銀行、豪州政府(以下「開発パートナー」)と協調して実施するものです。
- 本融資枠は、昨今国際金融市場が不安定な状況にある中、同市場の混乱に対するインドネシア政府の危機対応能力を強化するための予防的措置として、上記開発パートナーと協調して、インドネシアの経済安定・耐性強化に向けた同国政府の取組みを支援するものです。
- インドネシアは我が国にとって重要な資源供給国であり、海上交通上の要衝として地理的重要性が高いことに加え、貿易・投資を通じた経済的結びつきも強く、戦略的に重要な国です。本融資枠の設定により、インドネシアの国際金融市場における信認及び経済の安定性が高まることは、緊密な関係にある我が国経済、ひいてはアジア地域経済の金融秩序安定に資するものです。
- JBICは、今後とも国際金融秩序の混乱への対処のため、必要な取組みを行っていく所存です。
注釈
- *1 2009年4月7日付プレスリリースをご参照下さい。